衆参両院予算委員会は能登半島地震に関する閉会中審査を行い、衆院で中川宏昌氏＝写真上、参院で塩田博昭氏＝同下＝が質問に立ち、災害関連死を防ぐ対策の強化を訴えた。
中川氏は国の現地対策本部に支援内容を正確に伝える責任者を全避難所に配置し、必要な物資をすぐに要請できる体制の強化を提案。罹災証明書に関しては抜本的な簡略化を求め、岸田文雄首相は「航空写真の活用や地域一括の全壊判定で被害認定調査の簡素化に取り組む」と応じた。
塩田氏は避難所の感染症対策へ予防接種の無料提供の機会を増やすよう提案。武見敬三厚生労働相は「各自治体に対して柔軟な取り扱いを行うように要請している」と答えた。
