石川県能登地方で5日、震度6強の地震が発生したことを受け、公明党石川県本部災害対策本部の中川宏昌総合本部長(衆院議員)、増江啓本部長(県代表)、新妻秀規参院議員は6日、珠洲市を訪れ、市役所で泉谷満寿裕市長から状況を聞いた後、被害の大きかった正院町で被災者らに会い、「体に気をつけてください」などと励ました。谷内律夫、小松実両県議、田端雄市能登町議、笹川広美中能登町議が同行した。
泉谷市長は「雨による二次災害を心配している」と語り、土壁が崩れる被害が相次いでいることから「ボランティアも技能を持つ人が必要になる」と述べた。
一行は、窓ガラスが割れるなどの被害があった加藤康夫さんの自宅を訪問。加藤さんは「テレビが2台とも壊れて情報が入らなくなり、不安で小さなテレビを買った。補助があるとうれしい」と語った。また、近くの空き家が地震で傾き、危険だとの声を聴いた一行は、行政に状況を伝え、早急な対応を求めた。
一行は避難所の正院公民館も訪問。地震で家が傾き、避難している80代女性は「大きな揺れが長く続き、本当に怖かった。命が助かっただけでありがたい」と語った。
視察を終えた中川総合本部長は「家屋への被害が大きい。被災者に寄り添い、全力で支援していく」と述べた。