公明党の中川宏昌北陸信越方面本部長(衆院議員)と竹内真二新潟県本部顧問(参院議員)は6月30日、同県佐渡市を訪れ、来年の世界文化遺産の登録をめざす「佐渡島の金山(西三川砂金山と相川鶴子金銀山)」を視察した。市村浩二県議、山田伸之市議が同行した。
中川、竹内両氏らは、佐渡島の金山のガイダンス施設「きらりうむ佐渡」を見学した。担当ガイドは、かつて世界最大の金の生産を誇った同金山の特長について「世界中の鉱山で機械化が進んだ16~19世紀に、高度な手工業で金を生産していた」と説明。さらに「作業の工程や採掘場所が絵巻物などで証明できるのも珍しい」と語った。
渡辺竜五市長からは「世界文化遺産登録を契機に佐渡観光の高付加価値化を進めるため、財政支援を」と要望を受けた。
その後、「史跡佐渡金山」を訪れ、江戸時代初期に開削された手掘りの坑道などを見て回り、金の採掘、選鉱、製錬、貨幣に鋳造される工程について説明を受けた。
視察を終えた中川、竹内両氏は「佐渡島の金山が世界文化遺産となる意義を再確認した。広く魅力を知ってもらえるよう後押しする」と語った。