2025年2月28日
衆院予算委分科会質疑から
防災システム普及せよ
中川(宏)氏
2025/02/28 3面
第1分科会で中川宏昌氏は、災害情報を地理空間情報として共有するシステム「新総合防災情報システム(SOBO―WEB)」の導入・活用を進める必要性を訴えた。
中川氏は、能登半島地震の際、指定避難所以外へ避難したり、孤立した集落があったりしたとして、避難所の状況を正確に把握できない状態が生じたと指摘した。「避難所運営や環境整備、災害弱者の避難など、初動の情報管理がその後の対応に影響を及ぼす」と強調。政府が普及を進めるSOBOの活用について「災害対応力を向上させるため、確実・積極的に推進することが不可欠だ」と訴えた。政府側は「災害時に十分活用されるよう取り組む」と応じた。