19日の衆院経済産業委員会で公明党の中川宏昌氏は、石川県能登地方で5日に発生した最大震度6強の地震で珠洲市の伝統産業「珠洲焼」が被害を受けるなど「地元の産業が大きな打撃を受けている。事業者向けに補助や金融支援をお願いしたい」と訴えた。
この中で中川氏は、発災翌日に現地入りし、被災者の声を聴いて回ったことを報告。コロナ禍で打撃を受けている事業者においては、実質無利子・無担保融資の返済が始まる中での被災であることも指摘し、細やかな支援を求めた。
これに対し、西村康稔経産相は、特別相談窓口を開設し、災害復旧貸付などの支援策を開始したと答弁。また、日本政策金融公庫などに対し「既往債務の返済猶予や貸し出し手続きの迅速化などを改めて要請した」と述べた。