公明党の赤羽かずよし副代表と党石川県本部「能登豪雨災害対策本部」の中川宏昌総合本部長(衆院議員)は2日、輪島市の河原田公民館に避難中の人たちを見舞い、声を聴いた。谷内律夫、小松実の両県議、坂秀明金沢市議が同行した。
同公民館には現在、9月21、22日の記録的な大雨で住居を追われた河原田地区の住民32人が身を寄せる。この日も朝から強い雨が降りしきり、被害が拡大しないかと心配そうに外を眺めていた。
赤羽副代表らが話を聴いた吉村久美子さん(76)、晃一さん(52)親子は、地震で準半壊になった家が今回の大雨で崩れた裏山の土砂に飲まれる二重の被害に遭遇、「完全に住めなくなった」と肩を落とした。
赤羽副代表は、吉村さん親子らを心から見舞い、豪雨が被害に追い打ちを掛けた住まいの再建に向けて「罹災証明書が早期に発行されるように力を尽くす」と約束した。
これに先立ち一行は、輪島市役所で中山由紀夫副市長から市道160カ所が通行止めになるなどの被害状況を聴いたほか、住宅4軒が流された久手川地区を訪ねた。
一行は、七尾市の和倉温泉の関係者を訪問。公明の後押しを受け、民間部分を公有化して復旧工事が進むことになった護岸も視察した。