「とにかく現場へ」。1日の能登半島地震で甚大な被害が発生したのを受け、翌2日朝、公明党の中川宏昌衆院議員は、長野から石川へ車で急行した。被災地の課題を把握し、住民を守るためだ。記者も同行した▼高速道路の通行止めなどがあり、約6時間かけて、震度7を記録した志賀町に着いた。県議らと合流して目の当たりにしたのは、倒壊した住宅が続く悲惨な状況だった。被災者を見舞い、町長から話を聴いた。翌3日には穴水町の避難所を訪れた▼水・食料の不足、避難所の寒さ、劣悪なトイレ環境、電話が通じないなど課題は山積みだった。中川氏は党災害対策本部本部長代理として政府に窮状を訴え、早期対応を促した。この1カ月弱、公明党の県議・市議・町議も昼夜を分かたず、被災者のために走り抜いている▼新潟・富山両県でも被害が相次いだ。被災者は、先が見えず不安を抱えている。公明党は今後も徹して現場に入り、要望を聴き続ける。行政の施策に反映させ、希望を届けていく。(陽)